Beelink GT King Pro を買ってみた
恐らくモノを知らない方も多いと思いますので、公式サイトのリンクをば。
いわゆる Android TV Box というやつで、この製品は Android と CoreELEC という Dual OS が乗っている、ちょっと変わり種の端末です。
で、本日モノが届いたので色々といじったり遊んだりしてみました。
日本ではそこまで知名度がない TV Box だと思いますので、今回は自分の感想をだらだらーっと書いていこうと思います。
Android 側は正直いらないかも
確かに小型の端末で 4K の映像や録画した番組がすぐ見れたら便利っちゃ便利だと思うのですが。
うちの場合はミニパソコンがリビングのモニタに常時接続してあるので、わざわざこいつで再生する理由もないんですよね…。
YouTube や Netflix、Hulu などは Fire TV で見たほうが明らかに操作性やレスポンスが上なので、そうなると純粋な Android としての機能くらいしか使えないかなーと。
とはいえ Dual OS の切り替えが意外と時間がかかって面倒なので、あんまり起動したいものでもないという。
ただ逆に言えば、小型のパソコンを持っていなかったり Fire TV を持っていなかったりするのであれば、そこそこ有用性はありそうです。
ちなみにやたら 4K や DOLBY サウンドを推してるみたいですが、そこまではまだ確認できていないです。
EmuELEC 側も期待していたほどでもない
Beelink 社は CoreELEC と提携しているみたいですが、同時に EmuELEC とも公式に提携しています。
なので自分も例にならって到着早々 CoreELEC から EmuELEC に上書きました。
いわゆるエミュの詰め合わせですが、快適な動作は PSP や ニンテンドー 64 あたりが限界のようです。
で、操作感や動作感としてはあまり良いとは言い難い感じが…これはエミュの開発に期待するしかないですね。
YouTube や個人のブログで絶賛されているのをよく目にしますが、ちょっと過大評価すぎるだろーと正直思います。
ただ EmuELEC 自体の UI / UX は結構洗練されていておしゃれなのは良いですね。
リモコンの操作性は
言うほど悪くもなく、とはいえ決してよくもないです。
ちょっとイラッとしたポイントとして、Fire TV のリモコンと信号の周波数?が同じみたいでして。
Fire TV を操作しようとすると勝手に GT King が起動するのはちょっと困りました。
とはいえうちでは Android 側はほぼ使用しないと思うので、基本はコントローラーで操作すれば十分かなーと。
Linux の知識 0 では厳しいかも
まだまだ開発途上のモノが大量に詰め込まれているので、結構簡単にフリーズを起こしたりします。
で、強制終了から起動し直しても症状が直らないこともちょこちょこ発生したので、Linux のコマンドでいじるケースも出てくる時があるかもしれないです。
そこらへんを自力で直す知識をもし持っていなければ、普段遣いですらもちょっと怪しいかもしれません。
結局のところ
比較的ボロクソに書いちゃいましたが、モノ自体にはそこそこ満足しています。
そもそもあまりゲームに興味がないので、どんな挙動をするのか確認できただけでも楽しかったり。
もちろんこのまま使わないわけでもなく、奥さんに色々やってもらおうかなーと勝手に画策しています。
とはいえ確かに上級者向けの端末なのは間違いないです。
もしあなたが Fire TV などを持っていないのであれば、これを代わりすることも全く可能です。
もしあなたがリビングなどに小型パソコンを繋ぎたかったりエミュを使いたかったりするのであれば、ドンピシャな端末かなーと思います。
結局対値段であり、倫理観であり、やりたいことで選択肢は変わってくると思うので、その中で何を選ぶかによるのかなーと思います。
TV Box としても色々いじりたい人であれば、ぜひぜひおすすめです。