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社内Wikiなんてクソ喰らえ

2020-10-05

過去様々な現場で働いてきましたが、社内 Wiki サービスがまともに運用されている現場に出会ったことがありません。

有名どころでいうと Confluence や esa、Kibela あたりが当てはまります。

何を持ってまともに運用されていないかというと、とにかく管理が雑過ぎる!!

というか、そもそも「管理する」という概念自体ない現場がほとんどな気がしていて、

整理整頓ルールを整備するのが大好きな自分としては『ありえんだろ!!』と思わず叫びたくなるようなところが多すぎます。


そもそもなぜ「管理する」ということを行わないのか。

社内 Wiki 系のサービスって誰でも気軽に書けるお手軽さがある一方、みんなが好き勝手に書き散らしていくとあっという間にドキュメントの山になります。

物理的なドキュメントであればファイリングを行ったり、作成年月日ごとにまとめるみたいなことはぼちぼちされている印象があるのですが。

まぁそれでも古い書類が山のようにたまっていって、捨てていい書類と捨ててはいけない書類がごっちゃになって、結局放置されるみたいなケースは多いですよね。

それが 10 年くらい前は、いわゆる社内サーバーに大量のエクセルやワードファイルで管理するみたいな時期もありました。

自分が新卒で入った正社員時代は社内サーバーで管理している状態で、あれもまーひどかったです。

そこから今となっては社内 Wiki サービスでの管理が一般的だと思うんですが。

Web サービスだけあって検索に強いのは素晴らしいことです。

が、いかんせんどれくらいのドキュメントが存在しているのかが直感的にわかりづらく、管理という面では物理的な管理よりもむしろ悪くなってるんちゃうの?とすら思います。


で、ぶっちゃけ自分は社内 Wiki 反対派です。

いやまぁ、確かにきちんと使えば有用なサービスだと思うんですよ。

でも管理すら行えていない状態をきちんと使えている状態だとは、少なくとも自分は呼べないと思っているので。

結果的に会社の負債になるのが見えているので、それならいらんでしょと。

なので GitHub の Wiki 機能とかも個人的には反対派です、絶対にないほうが良い。

特にエンジニアレベルの話だと保守管理が苦手な人がめちゃくちゃ多いイメージがあるので、絶対に導入しないほうが良いよなーと。


だからといって Slack のようなツールに一辺倒な状態も、個人的にはやっぱり反対派です。

確かに Slack は口頭でのコミュニケーションと異なりログが残るっちゃ残りますが、あくまでおまけ程度のものだよなーと思います。

重要なドキュメントを書くようなものではないと思いますしね。


じゃあどうすればええねんって話なんですが、社内 Wiki でもなんでも良いですが、とにかくドキュメントを管理する人を据えるべきだよなーと。

上にも書いた通り、とにかくきちんと管理できる人がいればなんとかなると思っています。

あと、無闇矢鱈にドキュメントを生成してアップロードしないこともめっちゃ大切だと思います。

個人的にはしょぼいミーティングの議事録とか、誰が読み返すねんっていっつも思っています。

あとは社内勉強会のログとかも、社内 Wiki じゃなくて会社のブログとかでええんちゃうの?って思うことは多いです。

社内 Wiki って少なくともメモ帳のような扱い方をするべきではないと思うので、本当に最低限のドキュメントだけを残すことを意識すべきかなーと。

加えて、一つの社内 Wiki にまとめ過ぎなのもよくないよなーと思います。

日本人ってなーぜか大雑把な管理というか、ありとあらゆる情報を 1 つにまとめる気質があると思っていて。

会社内のあらゆる情報が 1 箇所に詰まった状態って、多分誰も得しないので、棲み分けをきちんと行うべきだと思います。

もちろんいろんな Web サービスにまたがって分けろって意味ではないです、そこらへんはうまいことやらないといけないとは思います。

他にも、ネストが深いフォルダ構造も最悪だよなーと。

あくまで個人的な考え方ではあるのですが、なんでもネストが深いよりは横に広いほうが絶対にマシだと思っています。


社内 Wiki サービスだと「検索で引っかかるから良いやー」くらいのかるーい気持ちでドキュメントを生成する人って決して少ないと思っていて。

ドキュメントを作成する際に「これは本当に 10 年後 20 年後に必要な情報なのか?」と思い返すことは大切かなーと思います。

社内 Wiki なんて全滅すれば良いのになー。