疲れたときに疲れたって言える現場作り

2021-11-09

20 数社も現場を回っていると、やはり現場ごとに異なった雰囲気があるなぁと感じます。

自分はフロントエンドプログラマーなので、Web サービス現場で働いてきましたが。

まともにプロジェクトが回っている現場なんてありません、大なり小なりどこも問題を抱えています。

ただ、その問題がどこにあるのかについては、現場によって多少異なってきます。

現場のプログラマーやデザイナーの技術力にあるのか、横のコミュニケーションに問題があるのか、開発体制に問題があるのか、そもそも会社の体制に問題があるのか。

多くの場合、複数の箇所に問題があり、また問題を問題として認識していない(もしくは目を背けている)ため、改善には至らずそのまま放置されるのですが。

たまに、ごくたまに現場の問題をなんとか解決しようと暗躍するメンバーと出会えたりして、そういうときは嬉しくなったりするものです。(問題が解決されるかどうかは別の話ですが)

そんな中、場末の業務委託プログラマーの自分なんかが力になれるようなことなんて何もなく、ただ漠然と『良くないなー』と思いつつプログラミングを行うわけです。


日本の現場における「空気を読む」という文化がどう考えても良くないよなーと思っていまして、会社の体制レベルで良くないことの 1 つだと思っています。

ミーティングで空気を読んで発言をしないとか、1on1 で空気を読んで会社に対する不満を言わないとか、プロトタイプやスキーマに説明漏れがあるのに空気を読んで補完するとか、もうもうもう考えただけで最悪ですよね。

近年はリモートワークで働くことも多くなってきたので、「空気を読む」文化がさらに顕著に現れている気がして、きーもちわりぃなぁと。


本ブログでも過去何度か書いてきましたが、プロジェクトがうまく回らない原因の 1 つにボトムアップが足りていないことが大きく挙げられると思っています。

トップダウンでグイグイ進めることが悪いわけではありませんが、トップダウンばかりだと下のメンバーは発言をする機会が失われてしまい、徐々に考えることをやめてしまいます。

そうなると最終的にどうなるのか、まぁ言うまでもないとは思うのですが。

メンバーが不平不満を持っていても言う機会が失われ、バグを見つけても報告されず、うまく回っていないのにうまく回っていますと平然と嘘が蔓延するような自体に陥ってしまいます。

こうなってしまうと、上の人間は『うちの会社はコミュニケーションも仕事もすべて円滑に進んでいる』という勘違いが加速していきます。


で、結局自分が何を言いたいかというと、仕事に疲れたときに「疲れた」と言える現場づくりをしてほしい、これにつきます。

各々がプロフェッショナルとして働くには、それ相応の場作りというものが求められてきます。

フロントエンドプログラマーが働きやすい環境であれば、コンポーネント設計とユーザビリティがきちんと考慮されたプロトタイプと、型がしっかりしたスキーマ、そして円滑なコミュニケーションが行われるスクラムの体制があればなんとでもなります。

逆にここのどれか 1 つでも欠けていたら Web サービスの開発ってうまくいきません、こればっかりはフロントエンドプログラマーにはどうしようもないことなのです。

縦のコミュニケーションはある程度なんとかなりますが、横のコミュニケーションについてはプロジェクトの体制や現場の体制レベルの話であって、その会社が持つ雰囲気に大きく依存してきます。

そう考えたとき、疲れたときに「疲れた」と言える現場の雰囲気があるかどうかってめっちゃ大切だと思っています。

疲れたなら疲れたって言えばいいし、酒が飲みたくなったら飲めば良いし、眠たくなったら寝れば良いんですよ。

やるべきことを期日内にしっかりクリアする、これだけ守れるならあとはなんでも OK だと、個人的にはそれ以上でもそれ以下でもないと思っています。

テクノロジーが著しく発達し、開発手法やデザインも洗練されまくっているのに、いつまで目先の小さくてしょーもないことに固執し続けるのか、自分にはまったく理解できません。

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