はじめしゃちょーの畑から考えるトップダウンとボトムアップ

2021-10-14

奥さんが はじめしゃちょーの畑 という YouTube のチャンネルが好きで、ちょくちょく一緒に見ています。

で、最近このチャンネルの動画を見ていたとき、ふと会社におけるトップダウンとボトムアップについて深く考えさせられたので、それについて書いていこうと思います。


まずそもそもはじめしゃちょーの畑がどんなチャンネルか説明すると。

はじめしゃちょー という YouTuber が仲の良いメンバーを集めて構成したのが はじめしゃちょーの畑 となります。

はじめしゃちょーの畑のメンバーにははじめしゃちょーも含まれており、全メンバーが UUUM のクリエイターとして働いているようです。

その一方で、はじめしゃちょーは ハジメーン株式会社 という会社も経営しており、この会社の代表取締役でもあります。

また動画内でも自身のことを「社長」と発言しており、はじめしゃちょーを除くはじめしゃちょーの畑のメンバーはハジメーン株式会社と何らかの契約を結んでいるのではないかと思われます。(おそらく業務委託契約?)


そのため、動画内ではちょくちょく序列を、ひいては会社を感じさせる場面が出てきます。

  • はじめしゃちょー、つまり社長の発言に対し、会社に所属しているメンバーは言い返せない雰囲気が強い
  • だいちというメンバーが最近はじめしゃちょーの畑に復帰したのだが、会社への所属順が序列となる発言が散見される
  • 各メンバーに役職が与えられる、ただし定期的に役職は変わる
  • 敬語や態度の使用有無から、大なり小なり年功序列制度に則っている

まぁ、良くも悪くもワンマンな経営だなーと思います、レガシーな体質も結構多い会社のようです。


そんなハジメーン株式会社なんですが、最近以下の動画を見ていてちょっと驚かされました。

動画の 2 分 18 秒くらいから見てもらえるとわかるのですが、ハジメーン株式会社は突然スーツ着用が義務付けられるようになりました。

今までは私服勤務を当たり前としていた会社が、突然なんの前触れもなくスーツ着用を義務付けるというのは、社会人としてはなかなか衝撃を感じました。

動画を見てみると、メンバーもちょっと動揺しているというか、少し嫌そうな表情も見受けられます。

この会社に所属する限りスーツ着用は義務なのか確認するメンバーもいることから、この発表は本当に突然行われたのでしょう。

新メンバーのだいちにすら事前の説明が行われていなかったようで、なかなか破天荒な会社だなぁと。


で、ここで 1 個人の感想ではあるのですが。

会社勤務において、自分は基本的に反対派です。

スーツ着用を義務付けている会社では一生働きたくないと思っています。

というのも、プログラマーという職業柄、スーツを着用する意味がまったく感じられないからです。

昔スーツ着用を義務付けられていた会社で働いていたこともありますが、正直プログラミングにおいては効率は下がります。

やはり私服のようなラフな格好で仕事をするほうが、単純にプログラミングがやりやすいです。

夏場にスーツだとインナー含めて最低 2 枚着用することになりますし、ネクタイは苦しいし、メリットは一切感じませんでした。

なので、所属する会社がスーツ着用を義務付けているかどうかは、働く上で非常に大きなポイントになってくると思っています。


そこで話を戻すと、突然スーツ着用を義務付け、「インパクトを残したいから」という意味不明な理由で話を切り上げる様は、会社としてはかなり異様です。

ハジメーン株式会社は YouTuber という特殊な職業を扱う特殊な会社であるとしても、ちょっとトップダウンの度を超えている気がします。

いわゆる社員の誰 1 人も望んでいない強制参加の飲み会や社員旅行のようなものだよなーと。


で、自分は多種多様な会社に所属してきたので、似たような場面に遭遇することも多いのですが。

会社にせよ現場にせよプロジェクトにせよ、トップダウンで物事を進めるのはまったく問題ないと思っています。

ある程度のトップダウンがなければ下の人間はそもそも働くことすらできないですし、むしろ必要なことです。

ただどのケースであったとしても、以下の考慮が足りていないよなーと感じることが多いです。

  • 事前の説明や相談がなく、完全にワンマンで推し進められる
  • その決定事項は本当に必要なのことか、エビデンスが足りていない
  • 単純に内容に納得がいかない

で、トップダウンが多いケースって、裏を返せばボトムアップが行われていない証拠かなーと思っていて。

よく見られるケースとしては。

  • 下のメンバーのコミュニケーション能力や知識、技術力が足りておらず、ボトムアップを行うことができない
  • 下のメンバーのコミュニケーション能力や知識、技術力が足りていないと上の人間が勘違いしており、そもそも発言を吸い上げようとしていない
  • 上の人間のプライドが高く、発言を吸い上げようとしていない
  • 上の人間のカリスマ性が高く、発言を吸い上げようとしていない

などが上げられるかなーと。


とはいえいずれにせよ、ボトムアップが行われない会社って大体うまくいっていないです。

どこの現場も見ていて不思議なのが、上の人間って『自分の考えは正しい!』と思い込んでいるんですよね、めっちゃ不思議。

ただ、上にも書いたとおり、決してトップダウンが悪いわけではないです。

ボトムアップを行わないことが悪いと思っていて、トップダウンとボトムアップのバランスをしっかりと見極めることが求められているよなーと。

トップダウンばかり行われている会社って、下のメンバーからすると風通しが悪いと感じるため、所属期間が増すごとに不満が増えていきます。

先のはじめしゃちょーの例で言うなら、私服のほうが働きやすかったメンバーであれば、スーツ着用義務に対する不満は残り続けます。

で、こういう不満の積み重ねが、最終的に良くない結果を引き出しがちになるのかなーと。


ということで、動画を見ていて衝撃的な話でした。

どこの現場で働いていても感じるのですが、日本人の場合、意見を仰がないと発言しない人がかなり多い印象です。

そのため、なるべく大人数におけるミーティングは避けることが大切だと思っています、無意味だよなーと。

どちらかといえば少人数で話しやすい場面作りを意識し、発言を促すような言い回しを上の人間が意識すると、円滑なトップダウンとボトムアップが行われやすくなるのかなと。

納得いくかどうかは別として、きちんとした説明が行われているか、義務付けられた側の気持ちを考慮しているのか。

会社の社長なのであれば、なおさら意識しないと、後々まずいことになるんじゃないかなーと勝手に思った、ここ最近でした。

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