Web 需要と供給

2020-07-26

フロントエンドエンジニアをやっていると思うんだけれど。

今の世の中、Web は需要よりも供給のほうが圧倒的に多い、デフレの状態なのかな?

10 年以上前は、イラストレーターが個人の Web サイトを持っていたり、パンピー(死語)ですら自分のホームページを持つような時代があった。

それが今や本当に一部の Web サービスを大半のユーザーが使用している状態で、新規の Web サービスなんて生まれようがない状態になっちゃっている。

でもこれは Web に限った話ではなく、ソフトウェアやスマホアプリなんかも全て同じ状態で。

今更新しいサイトやアプリの新規開拓なんて誰もやらないよなーと、つくづく思う。


確かに Web サイトや Web サービスの開発は楽しくて、少なくとも自分一人で全て開発している時は本当に気分がいい。

その一方で、いくら自身の技術力を上げようと、いくら面白いアイデアを形にしたとしても。

『一体誰がこれを見るんだろう』とか、『一体誰がこれを使うんだろう』という不安感は常につきまとってくる。

結局自己満足でしかないよなぁと。


で、何が言いたいかと言うと、ベーシックインカムを施行しなきゃいけないんじゃないかなと思っていて。

少なくとも日本の Web のフィールドは、世界からするとまっっっっっっっっっっっっったく相手にされていない状態で。

英語力の低さや日本人の気質やそれ以外にも山程理由はあるものの、とにかく日本の Web で戦うというのは、無謀でしかないんじゃないかなと。

日本の Web を武器に戦うくらいなら、戦わないほうがマシだと強く思っているし、ベーシックインカムでギリギリの生活で一生を過ごすのもまた一興なんじゃないかなと。

車やゲームのフィールドはまだかろうじて戦える力があると思っているので、そっちはそっちでしっかり奮闘してもらいたいと思いつつも。

いわゆるアプリケーションのフィールドは、もうこれ以上戦わなくて良いんじゃないの?と。


最近それを痛烈に感じたのが、電子マネー、電子決済の件で。

paypay やメルペイ、LINE Pay などやべー数がリリースされたはずなのに、ほぼ全てが大赤字を迎えているという。

勝負が始まる前から見えていた結果であって、戦った意味がない。

技術的な進展もなければ、金銭的に誰も得していない、そこには焼け野原が残っただけに過ぎず、あまりに悲しい。

一方で Suica や iD のような無難なやつは無難に生き残っているわけで、そりゃそうだよなぁという。

一過性のブームを作っても疲弊するだけで意味がない、5 年後、10 年後、50 年後、100 年後を見据えた開発をしなければいけないはずなのに。

残念なことに、今の日本にはそこまでの国力がない、少なくともどこの会社も今しか見えていないように見える。


少なくとも日本では、国民全員が働かなければいけない時代はとうに終わっていると感じていて。

必要のないサービスやアプリを作って、無理やり需要を生み出そうとしているだけの状態が続いている。

でもみんな今よりも上の状態を目指していなくて、すでに世に出回っているものを全てくらい尽くすだけでも楽しい一生が余裕で送れるはずで。

無理やり需要を生み出しても、継続できずに疲弊するのであれば、何もしないほうが絶対に幸せ。

だから早くベーシックインカムが施行されないかなーと、それだけが人生の楽しみになりつつある、今日このごろです。

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